アメリカの1月の消費者物価指数が、去年の同じ時期に比べて7.5%上昇したことが明らかになり、止まらないインフレに国民の家計への影響が深刻化しています。
消費者物価指数の7・5%上昇は、1982年以来、約40年ぶりの上昇率で、食料品やガソリンなどの日用品から家具まで幅広い品目で値上がりが確認されています。中でも顕著なのが自動車です。
自動車価格は、すでに新型コロナウイルス蔓延による供給網の混乱から高騰しており、インフレ率の上昇に大きく加担しています。ある調査によると1月に購入された新車の82%が希望小売価格より高く販売されています。このため、GMとフォードは、値段を吊り上げる悪質なディーラーに対し、新車の納品を差し止める可能性もあるとしています。
専門家は食料品の値段について、年内は5~6%のインフレが続くとみているということです。